こんにちは!SKY労務事務所です。
新しい補助金制度である「中小企業省力化投資補助事業」の公募要領が公開されました。
いよいよ具体的になってきましたね。
〇事業の目的
公募要領には事業目的として以下の記載があります。
中小企業省力化投資補助事業(以下「本事業」という。)は、令和5年度からの3年間を変革期間とすることを踏まえ、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とする。その際、IoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品で補助の対象となるものをあらかじめ登録・掲載し、中小企業等が選択して導入できるようにすることで、簡易で即効性がある省力化投資を促進する。
汎用製品の導入による省力化の取組についての補助金であることが確認できます。
特に対象の製品が「汎用製品」と明確に記載されており、ものづくり補助金の省力化(オーダーメイド)枠との差別化が見られます。
なお、ものづくり補助金に採択されたことがある場合は補助対象外となる場合があるようです。
・過去に中小機構の「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の交付決定を受け、それから10ヶ月を経過していない事業者
・過去3年間に、2回以上、中小機構の「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の交付決定を受けた事業者
ものづくり補助金とは趣旨が異なるので問題ないように思いますが、なかなか厳しいですね。
〇補助対象経費
以前のブログでも記載しましたが、改めて公募要領に記載の内容は以下となります。
従業員数 | 補助率 | 補助上限額 (大幅な賃上げを行う場合) |
---|---|---|
5人以下 | 1/2以下 | 200万円以下 (300万円) |
6~20人以下 | 500万円以下 (750万円) | |
21人以上 | 1,000万円以下 (1,500万円) |
〇補助の対象となる経費
補助対象経費は以下となります。
(1)製品本体価格
(2)導入に要する費用(導入経費)
導入に関する費用って対象範囲が分かりにくいですね。公募要領には以下の記載があります。
「省力化製品の設置作業や運搬費、動作確認の費用、マスタ設定等の導入設定費用が対象となる。」
やはりよく分かりません。具体的な内容は事務局に確認しながら進めるほうがよさそうです。
なお、事業再構築補助金と異なり事前着手の制度はありません。
〇申請スケジュール
申請スケジュールはまだ決まっていません。
公募要領が公開されて、補助金の詳細が分かってきました。
省力化の取組をされる事業者は是非ご検討ください!