小規模事業者持続化補助金 ビジネスコミュニティ型、共同・協業型の採択結果が公表されました。

中小企業や小規模事業者が販路開拓や地域連携に取り組む際に活用できる「小規模事業者持続化補助金」。令和7年8月18日に、グループによる共同実施を支援する「ビジネスコミュニティ型(第8回締切分)」と、10事業者以上が連携して地域全体の活性化を図る「共同・協業型(第1回締切分)」の採択結果が公表されました。

目次

小規模事業者持続化補助金とは

小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が自ら策定した持続的な経営に向けた経営計画に基づく販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援に対して、その取組に要する経費の一部が補助される制度となります。
申請する事業者によって「一般型 通常枠」と「創業型」、「共同・協業型」、「ビジネスコミュニティ型」、「災害支援枠」などの複数の枠が設けられています。

小規模事業者持続化補助金 ビジネスコミュニティ型とは

「小規模事業者持続化補助金 ビジネスコミュニティ型」とは、小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイスの導入等)や、近年頻発する自然災害等に対して活動を展開する、地域の若手経営者等又は女性経営者等のグループによる取組の経費の一部が補助される制度です。

小規模事業者持続化補助金 共同・協業型とは

「小規模事業者持続化補助金 共同・協業型」とは、地域の複数の小規模事業者(原則10事業者以上)が連携し、共同で販路開拓や地域活性化に取り組む場合に、その経費の一部を支援する特別枠です。
補助上限額が5,000万円と、小規模事業者持続化補助金の中で最も高い補助率となっていることが特徴です。

ビジネスコミュニティ型、共同・協業型の採択結果

申請数採択数採択率
ビジネスコミュニティ型173件149件86.1%
共同・協業型211件93件44.0%

ビジネスコミュニティ型は申請対奏者も限られていますので非常に高い採択率となりました。
共同・協業型についても、ビジネスコミュニティ型の採択率の約半分ほどにはなりますが、近年の小規模事業者持続化補助金 一般型の採択率と比較すると高い採択率となったと思います。

まとめ

「小規模事業者持続化補助金(ビジネスコミュニティ型・共同・協業型)」の採択結果からは、地域内で連携しながら販路の開拓や地域活性化に取り組む事業に対して、国として強い支援の姿勢を継続していることが改めて確認できます。

また、小規模事業者持続化補助金の中でも最も利用数が多い「一般型(第17回公募)」については、申請が非常に多く集まっており、採択結果の公表は9月下旬頃になる見込みとの情報もあります。ビジネスコミュニティ型・共同・協業型とあわせて、一般型の採択結果も今後の動向をチェックしておきたいところです。

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