新事事業に進出するための経費の一部が補助される「中小企業新事業進出補助金」。申請受付も間近に迫ってきていましたが、令和7年11月4日に改定(1.0版から1.1版へ)された公募要領が公開されました。
中小企業新事業進出補助金とは
「中小企業新事業進出促進補助金」は、中小企業等が既存事業とは異なる新たな事業に挑戦し、新市場への進出や高付加価値化を図ることを後押しすることを目的とした補助金です。
コロナ禍で注目された事業再構築補助金の後継といえる補助金制度で、補助額も大きいことから注目の制度といえます。
改訂版の変更点
改訂版を確認したところ、変更された点として以下が確認できました。
その他にも変更点はあるかもしれませんので、詳細はご自身でご確認ください。
- 1.(3)特定事業者の一部に説明文が追加
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改訂版では、上記「(1)中小企業者」または「(2)「中小企業者等」に含まれる「中小企業者」以外の法人」に該当しない者のうち、以下のいずれかに該当すること。が追加されました。
- 2.広告宣伝・販売促進費の提出資料
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広告宣伝・販売促進費の実績報告が、1.0版は「要件定義書または開発費用算出資料」のどちらかでしたが、1.1版では「開発費用算出資料」のみとなりました。
- 3.添付書類(決算書)
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添付書類の決算書に個人事業主の場合の必要書類が追記されました。
- 4.添付書類(賃上げ計画の表明書)
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改訂版では、交付申請時の必須書類として、「賃上げ計画の表明書」が追加されました。
第2回公募のスケジュール
第2回公募のスケジュールは以下のとおりです。
※改訂版で変更はありません。
申請受付:令和7年11月10日(月)
応募締切:令和7年12月19日(金)18:00
補助金交付候補者の採択発表:令和8年3月頃(予定)
なお、申請は電子システムのみの受付です。
まとめ
公募要領の改訂に合わせて、新事業進出指針の手引きも改定されています。こちらもチェックが必要です。
応募締切が12月19日になりますので、GビズIDプライムアカウントの取得、一般事業主行動計画の策定・公表がまだの方は早急にお手続きください。
