中小企業省力化投資補助金(一般型)第4回公募の公募要領が公開されました

中小企業等における人手不足の深刻化に対応するため、省力化や業務効率化につながる設備導入を支援する制度の中小企業省力化投資補助金。9月19日に一般型の第4回公募の公募要領が公開されました。

目次

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金とは、人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とした補助金制度です。

中小企業省力化投資補助金には、導入する設備を製品カタログの中から選択する「カタログ注文型」と、オーダーメイド設備等の導入を行う「一般型」の2種類の申請類型があります。

第3回公募からの変更点

今回公開された第4回の公募要領は第3回分とどのように違うのでしょうか。
細かな点について変更点が見受けられましたので、気になった点をピックアップしました。

1.代理申請機能の追加

第4回公募より交付申請に限り代理申請を行うための委任関係を管理する機能が追加されました。
なお、報酬を受けて官公署への申請手続きの代理を行うことは、行政書士法により行政書士等に限られていますので、ご注意ください。

2.労働関係法令違反の事業者が補助対象外に

第4回公募では、補助対象外となる事業者に、「過去1年において、労働関係法令違反により送検処分を受けた事業者」が追加されました。補助金制度で労働関係法令違反まで補助対象外とするのは珍しいですね。

3.加点項目の追加

4回公募では、既存の賃上げ加点に加え、以下の2つの賃上げに関する加点項目が追加されています。
▪ 地域別最低賃金引き上げに係る加点
▪ 事業場内最低賃金引き上げに係る加点

まとめ

8月に公表された中小企業省力化投資補助金(一般型)第2回公募の採択率は約60.9%でした。
ものづくり補助金などの他の補助金制度と比較して高い採択率で推移しており、おすすめの補助金といえます。
特に製造業の採択率が高いため、製造業でオーダーメイドの省力化設備の導入を計画されている事業者様は是非申請をご検討ください。

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