
令和7年3月10日に「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」が始まりました。
今回は「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」を解説します。
目次
「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」とは
「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」とは、大阪府内でナイトカルチャー事業を実施する事業者に、事業の立ち上げ等の経費に対して補助金が交付される制度です。
補助対象事業者
大阪府内で事業を実施するものであって、法人格を有する者
補助対象となる事業
補助対象となる事業は下記の8つの要件を満たす必要があります。
- 主にインバウンドの観光客が大阪の夜の魅力を体験することができる事業であって 次の①から④のいずれかに該当するものであること
①音楽、演劇、古典芸能、ノンバーバルパフォーマンスなどの舞台芸術事業
②和楽器、舞踊、伝統衣装、芸道、工芸等の日本・大阪の文化を体験できる事業
③アニメ・漫画をはじめとするポップカルチャー等の集客イベント事業
④その他大阪の魅力を体験できる事業 - 令和7年度の補助金交付決定以後に実施される新規事業であること
- 大阪府内で行われる事業であること
- 広く一般に開かれた事業であること
- 宗教的又は政治的な宣伝意図を有しないこと
- 事業の開始時間が18時以降かつ事業終了時間が20時以降のもの
- 事業規模が申請枠を満たしていること
- 飲食を主たる目的としない事業であること
申請枠
申請には、事業の規模に応じて2つの申請枠が用意されています。
申請枠 | 対象となる規模 |
---|---|
通常枠 | ・1回あたりの募集定員が概ね100名以上 ※和楽器、舞踊、伝統衣装、芸道、工芸等の日本・大阪の文化を体験できる事業に該当する場合は概ね20名以上 ・実施回数が10回以上かつ実施日数が5日以上 |
拡大枠 | ・事業全体の集客規模が2,000名以上 ・1回あたりの募集定員が200名以上 ・実施日数が2日以上 |
補助上限額
通常枠 500万円、拡大枠 1,500万円
補助率
補助対象経費の2分の1以内
補助対象となる経費
補助対象となる経費は、下記となります。
補助事業の実施に直接必要な経費として明確に区分できるもので、補助金交付決定以降に、発注、購入、契約等を行い、補助事業実施期間中に支払いが完了し、かつ証拠書類によって金額等が確認できる次に掲げる経費が対象となります。
科目 | 主な |
---|---|
出演費・ 音楽費・ 文芸費 | 指揮料、演奏料、出演料、作曲・編曲料、作詞料、楽器・楽譜借料、写譜料、調律料、ピアニスト料、演出料、監修料、振付料、音響プラン料、照明プラン料、舞台監督料、台本料、訳詞料、著作権使用料、舞台美術・衣装デザイン料、助手料(演出・振付・舞台等) |
舞台費 | 大道具費、小道具費、衣装費、かつら・メイク費、履物費、舞台スタッフ費、舞台装飾費 |
会場費 | 会場使用料、会場付帯設備使用料、会場設営・撤去費(撤去に係る清掃費含む) |
機材費 | 演出機材リース費(照明・音響等)、警備資機材リース費 |
謝金・人件費等 | 講師謝金 |
警備費 | 警備委託費 |
旅費 | 出演者・講師等の交通費及び宿泊費 |
広告宣伝費 | 広告宣伝費(新聞、雑誌、駅貼り、宣伝デザイン料等)、案内、看板費 |
印刷費 | 印刷費(プログラム、チラシ、ポスター、台本、入場券等) |
役務費 | 入場券等販売手数料、銀行振込手数料(対象経費に係るものに限る) |
記録費 | 録画費、録音費、写真費 |
多言語対応費 | 通訳費、翻訳費、字幕用機材リース費 |
申請期間
申請期間:令和7年3月10日(月曜日)から令和7年4月18日(金曜日)まで
提出方法は郵送のみの受付です。
事業の流れとしては、補助金申請書の提出後、令和7年5月下旬に内定事業者へ通知があり、補助金の交付決定が出るのは6月下旬頃の予定です。
まとめ
以上、「大阪府ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」の概要でした。
詳細につきましては大阪市の募集要領をご確認ください。