中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する「デジタル化・AI導入補助金」。今年度より「IT導入補助金」から名称も変わり、新たな制度となりましたが、令和8年10月7日に4次締切の採択結果が公表されました。
デジタル化・AI導入補助金とは
デジタル化・AI導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やデジタル化(DX)を進めるためのITツール(ソフトウェア・クラウドサービスなど)の導入を支援する国の補助金制度です。
人手不足への対応や生産性向上、業務プロセスの見直しなど、企業が抱える課題の解決を後押しするために設けられています。
補助対象となるITツールは、「IT導入補助金 公式サイト」に登録されているツールのみが申請に利用できます。
また、補助対象はソフトウェア本体だけではなく、導入時のコンサルティング費用や操作説明・導入後フォロー等のサポート費用などの、実際の運用に必要となる関連経費も広く対象に含まれています。
第2次締切の採択結果
公表された採択結果は以下となります。
| 申請類型 | 申請数 | 交付決定数 | 採択率 |
|---|---|---|---|
| 通常枠 | 1,836 | 816 | 44.4% |
| インボイス枠 | 3,536 | 1,610 | 45.5% |
| セキュリティ対策推進枠 | 22 | 16 | 72.7% |
申請件数を見てみると、通常枠は第3回と比較して77社の減少にとどまり、大きな変化はありませんでした。一方、インボイス枠は446社減少し、10%以上の減少となっています。特に、これまで申請件数の多かったインボイス枠で減少幅が大きくなっており、インボイス制度への対応を目的としたITツール導入の需要が、徐々に落ち着きつつあることも考えられます。
一方で、通常枠については申請件数が大幅に落ち込んでいるわけではなく、業務効率化や生産性向上を目的としたIT導入については、引き続き一定の需要があることがうかがえます。
まとめ
以上、デジタル化・AI導入補助金 第2回締切の採択結果について解説しました。
デジタル化・AI導入補助金は、他の補助金制度では対象外となることが多いパソコンやタブレット(※インボイス枠に限る)が補助対象となるなど、デジタル化を進めたい中小・小規模事業者にとって活用しやすい制度です。業務の効率化や生産性向上、AI・ITツールの導入をご検討中の事業者の方は、この機会に本補助金の活用をぜひご検討ください。
