中小企業や小規模事業者が販路開拓や地域連携に取り組む際に活用できることで人気の高い「小規模事業者持続化補助金」。令和8年7月29日に一般型<通常枠>第19回と、創業型 第3回公募の採択結果が公表されました。
小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が自ら策定した持続的な経営に向けた経営計画に基づく販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援に対して、その取組に要する経費の一部が補助される制度となります。
申請する事業者によって「一般型 通常枠」と「創業型」、「共同・協業型」、「ビジネスコミュニティ型」などの複数の枠が設けられています。
採択結果
採択結果は以下となります。
| 申請数 | 採択数 | 採択率 | |
|---|---|---|---|
| 一般型 | 16,576件 | 7,819件 | 47.17% |
| 創業型 | 1,919件 | 791件 | 41.21% |
一般型については、第18回公募とほぼ同水準の申請件数および採択率となっており、大きな傾向の変化は見られませんでした。一方、創業型については、採択率は前回からわずかに上昇したものの、創業要件の見直しにより対象となる事業者が限定された影響もあり、申請件数は前回の約3分の1まで大幅に減少しています。
まとめ
一般型については、第17回公募では申請件数が23,365件に達していましたが、第18回、第19回と回を重ねるごとに申請件数は減少傾向にあります。制度の見直しや審査基準の厳格化などの影響により、以前と比べて申請を見送る事業者が増えていることも一因と考えられます。一方で、申請件数の減少は、適切な事業計画を作成し十分な準備を行った事業者にとっては、採択を目指すうえで前向きに捉えられる要素ともいえるでしょう。
なお、第20回公募の公募要領もすでに公開されており、申請受付開始は2026年11月5日を予定しています。前回公募からはやや期間が空くスケジュールとなりますが、この期間を有効に活用し、事業計画のブラッシュアップや販路開拓の方向性の整理、市場分析、必要書類の準備などを進めることで、採択の可能性を高めることが期待できます。
近年の小規模事業者持続化補助金は、審査の厳格化や制度変更が続いているものの、小規模事業者が販路開拓や業務効率化に取り組む際に活用しやすい代表的な補助金であることに変わりはありません。新たな顧客獲得や売上拡大に向けた設備投資、広告宣伝、ホームページの活用などを検討されている事業者様は、第20回公募に向けて早めに準備を進め、積極的な活用を検討されることをおすすめします。
