中小企業新事業進出補助金の第4回公募要領が公開されました。

新たな事業分野への進出や事業転換に取り組む中小企業を支援する制度として、事業立ち上げや設備投資等に要する経費の一部が補助される「中小企業新事業進出補助金」。
このたび、中小企業新事業進出補助金(第4回)の公募要領が公開され、申請に必要な要件や補助対象経費、スケジュール等が明らかになりました。

目次

中小企業新事業進出補助金とは

「中小企業新事業進出促進補助金」は、中小企業等が既存事業とは異なる新たな事業に挑戦し、新市場への進出や高付加価値化を図ることを後押しすることを目的とした補助金です。
コロナ禍で注目された事業再構築補助金の後継といえる補助金制度で、補助額も大きいことから注目の制度といえます。

第3回公募からの変更点

今回公表された第4回公募要領について、第3回公募要領と比較した場合、どのような点に違いがあるのかを確認したところ、以下のような、いくつかの変更が確認できました。
なお、全ての変更点は網羅しておりませんので、詳しくは公募要領をご確認ください。

1.賃上げ要件(基本要件)の変更

賃上げ要件の選択制が廃止され、「一人当たり給与支給総額の年平均成長率を3.5%以上増加させること」へと一本化・引き上げられ、より高い基準が求められるようになっています。

2.賃上げ特例要件(上限額引き上げ)の計算ベースの変更

全体の目標値(+6.0%)は同じですが、第4回では基本要件(一人当たり3.5%)+2.5%の追加引き上げ(計6.0%増)とされ、基本要件の変更に伴い内訳が変わっています。

3.補助率引き上げ特例(地域別最低賃金引上げ特例)の新設

新たに「地域別最低賃金引上げ特例」が追加されました。2024年10月から2025年9月までの間、2025年度改定前の地域別最低賃金付近で雇用している従業員が一定割合(30%以上)いる月が3カ月以上ある場合、補助率が「1/2」から「2/3」に引き上げられます。

4.審査における加点項目の追加

第4回の加点項目に以下の2つの項目が設けられました。
・地域別最低賃金引上げに係る加点
・事業場内最低賃金引上げに係る加点

5.添付書類の追加

提出時の添付書類として、「地域別最低賃金引上げに係る要件を確認する書類(賃金台帳等)」や「事業場内最低賃金引上げに係る要件を確認する書類」の提出が新たに求められています。

「地域別最低賃金引上げに係る要件を確認する書類(賃金台帳等)」や「事業場内最低賃金引上げに係る要件を確認する書類」の提出が新たに求められています

第4回公募のスケジュール

第3回公募のスケジュールは以下のとおり予定されています。
応募締め切りまではまだ余裕はありますが、早めにご準備ください。

申請受付:令和8年5月19日(火)
応募締切:令和8年6月19日(木) 18:00
補助金交付候補者の採択発表:令和8年9月頃(予定)

なお、申請は電子システムのみの受付です。

まとめ

新事業進出補助金は他の補助金と比べても申請の準備に時間がかかるイメージがあります。申請を予定されている事業者様は準備を早期に開始されることをご検討ください。
特に、GビズIDプライムアカウントの取得、一般事業主行動計画の策定・公表、そして何より実現可能性の高い事業計画の策定には相応の時間を要するため、戦略的かつ計画的なアプローチが必要となります。

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