SECURITY ACTIONの制度が変更。デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)に与える影響とは?

IT導入補助金が2026年から「デジタル化・AI導入補助金」へと名称を変え、業務のデジタル化やAI活用をさらに後押しする制度に生まれ変わりました。

この補助金申請に必須要件となっているIPAの「SECURITY ACTION(セキュリティ対策自己宣言)」制度ですが、実は2026年4月1日に大幅なシステム変更を控えているのをご存知でしょうか?

「うちは数年前に星を取得したから大丈夫」と思っている方は要注意です!今回の変更を正しく把握しておかないと、「せっかく準備したのに補助金の申請が通らない!」という事態になりかねません。

今回はIPAの最新情報をもとに、SECURITY ACTIONの変更点と、補助金申請に向けて企業が取るべき対策を分かりやすく解説します。

1. SECURITY ACTION制度の主な変更点(2026年4月~)

IPAの発表によると、2026年4月1日(予定)に新しい「SECURITY ACTION管理システム」がリリースされ、申込から管理までの仕組みが一新されます。

「GビズID」でのログインが必須に

これまでは独自の利用者番号等で管理されていましたが、新システムのご利用には「GビズID(プライムまたはメンバー)」のアカウントが必須となります。


手続きがスピーディーに(即時発行)

従来は自己宣言IDの通知やロゴマークの取得までに1〜2週間程度かかっていましたが、新システムでは申込み直後に自己宣言IDやロゴマークが取得可能になります。また、登録情報の変更などもマイページから簡単に行えるようになります。

宣言内容(セキュリティ対策)のアップデート

昨今のランサムウェア攻撃の脅威やBCP(事業継続計画)の観点から、中小企業が初めに手掛けるべき対策としてバックアップを取る項目が新たに追加されました。

2. デジタル化・AI導入補助金への「重大な影響」とは?

補助金を活用してITツールやPCの導入を検討している企業にとって、最も気をつけなければならないのが「旧システムで取得した自己宣言IDの扱い」です。以下の点についてご注意ください。

1.第2次公募以降は「過去の自己宣言ID」が使えなくなる!

ここが最大の落とし穴です。第1次公募までは従来の自己宣言IDでも申請可能とされていますが、2026年5月頃に開始予定の「第2次公募」以降は、現在の自己宣言IDでは補助金申請ができなくなります。すでに自己宣言を実施済みの企業であっても、新システムで改めて自己宣言を行い、新しいIDを取得し直す必要があります。

2.補助金用と「同じGビズID」を使うこと

新システムで自己宣言を申し込む際のGビズIDは、「デジタル化・AI導入補助金2026の申請マイページにログインする際に使用するGビズID」と完全に同一でなければなりません。別のアカウントを使ってしまうと紐付けができず、エラーになる可能性があるため注意が必要です。

3.不備訂正時も新システムでの申込みが必要

第1次公募で申請したものの、締め切り後に事務局から「不備訂正」の指示が入った場合、申請提出前に改めて新システム側で自己宣言を申し込み直す必要があるとアナウンスされています。

3. 今すぐ企業が取るべき3つのアクション

補助金申請をスムーズに進め、確実な採択を目指すために、以下のステップを早急に進めましょう。

  1. GビズID(プライム)の取得・確認 まだGビズIDを持っていない場合は、アカウント発行までに数週間かかることがあるため早急に申請手続きを行ってください。すでにお持ちの場合は、パスワードの期限切れなどがないかログイン確認を済ませておきましょう。
  2. 自社のセキュリティ対策(バックアップ等)の再確認 新しく追加された「バックアップ」の項目を含め、自社のセキュリティ対策(★一つ星・★★二つ星の要件)が現状満たされているか、IPAのガイドラインに沿って再確認してください。
  3. IT導入支援事業者とのスケジュール調整 第1次公募に間に合わせるのか、あるいは第2次公募(新システムでのID取得必須)を狙うのかによって動線が変わります。サポートを依頼するIT導入支援事業者(ベンダー)と早めにすり合わせを行いましょう。

まとめ

2026年は、補助金の名称変更やセキュリティシステムの移行が重なる過渡期です。「制度が変わったのを知らなくて申請できなかった……」と後悔しないよう、最新情報をチェックし、早め早めの準備を心がけましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次