未来の通信を使いこなす!大阪市の「5Gビジネス開発補助金」

近年、5G(第5世代移動通信システム)の通信網が全国的に整備され、私たちの日常生活やビジネスの現場でも5Gを活用した通信が一般的に利用されるようになってきました。これにより、より高速・大容量で低遅延な通信環境を活かしたさまざまな技術革新やサービス開発が可能になっています。
大阪市で5G活用の新製品・サービスの開発に利用できる「5Gビジネス開発補助金」の公募が開始されました。

目次

5Gビジネス開発補助金とは

5Gビジネス開発補助金とは、大阪市が実施する補助金で、今後市場の拡大が見込まれる5Gを活用した新しい製品やサービスの開発を後押しすることを目的に、大阪市内の事業者向けに開発費用の一部が補助される制度となります。

補助対象となる事業

補助対象となる事業は、以下のいずれも該当する事業になります。
①5Gを活用する新しい製品・サービスの開発を行う事業であること。
②先端テクノロジービジネスの実用化に向けた、試作品の製作及び実証データの取得等を行う事業であること。

補助対象の事業者

①5Gを活用する新しい製品やサービスの開発を行う中小企業者等
②大阪市内に事業所があること、または大阪市内に事業所がある中小企業者等が代表者となる共同事業体であること。

補助上限額・補助率

補助上限額:500万円
補助率:2分の1

補助対象経費

経費の種類
人件費補助事業に従事する者(正職員・臨時雇用職員)の直接作業時間に対して支払われる人件費(給与その他手当)。
機械装置・工具器具費補助事業の実施に必要となる機械器具等の借用(リース)等にかかる経費。ただし、借用ができない場合など、正当な理由がある場合は事前に協議のうえ、購入可能。
委託・外注費当該開発の一部で、申請者が直接実施することのできないものについて、外部の事業者、大学、試験研究機関等に委託や外注する場合に要する経費。
試作品等に係る市場のニーズを把握するために委託・外注により行う調査・分析に要する経費。
材料費及び消耗品費補助事業の実施に必要となる原材料、消耗品、消耗器材等の経費。
旅費事業従事者が補助事業の実施のために行う資料・情報収集、各種調査、打合せの実施のために必要な出張経費。
ただし、海外出張の旅費は除く。
謝金補助事業の実施のために必要であり、臨時的に発生する役務の提供などの協力を得た人への謝礼に必要な経費。
使用料補助事業の実施に必要となる使用料。ただし、機械器具等の借用にかかる経費は、機械装置・工具器具費とする。

補助件数

補助件数:2件程度

募集期間

令和7年5月14日(水)〜6月30日(月)必着

提出方法はメールもしくは郵送で事務局(公益財団法人大阪産業局 ソフト産業プラザTEQS)に提出します。

まとめ

以上、大阪市の5Gビジネス開発補助金の解説でした。
5Gの普及により、これまでにない新しいビジネスチャンスが広がりつつあります。今回ご紹介した補助金は、そうしたチャンスを具体的な形にするうえで、大きな後押しとなる制度です。
採用件数が2件と狭き門となりますが、あまり知られていない制度なので意外と競争率は低いと思います。
ご自身の事業やアイデアに5Gを活用できる可能性がある方は、ぜひこの機会に補助金の活用をご検討ください。

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