中小企業省力化投資補助金(一般型)第2回の公募要領が公開されました

助成金・補助金は実施時期によって制度の内容が変更されます。申請の際には必ず最新の公募要領をご確認ください。

人手不足への対応や業務の効率化を目的とした設備投資を行う中小企業・小規模事業者を支援する制度「中小企業省力化投資補助金」。
このたび、令和7年4月15日に「中小企業省力化投資補助金(一般型)」第2回公募の公募要領が新たに公開されました。

目次

中小企業省力化投資補助金とは

中小企業省力化投資補助金とは、人手不足に悩む中小企業等がIoT・ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進して中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的とした補助金制度です。

中小企業省力化投資補助金には、導入する設備を製品カタログの中から選択する「カタログ注文型」と、オーダーメイド設備等の導入を行う「一般型」の2種類の申請類型があります。
今回は「一般型」公募要領が公開されました。

補助上限額

補助上限額、補助率は下記となります。
従業員規模や金額は第1回公募と変更されていません。

従業員数補助上限額
(大幅な賃上げを行う場合)
5人以下750万円
(1,000万円)
6~20人1,500万円
(2,000万円)
21~50人3,000万円
(4,000万円)
51~100人5,000万円
(6,500万円)
100人以上8,000万円
(1億円)

補助率

補助金額が1,500万円まで
(大幅な賃上げを行う場合)
補助金額が1,500万円を超える部分
中小企業1/2
(2/3)
1/3
小規模企業者・小規模事業者2/31/3

申請スケジュール

申請受付開始日:2025年4月25日(金)10:00から
公募締切日:2025年5月30日(金)17:00まで

採択発表日2025年8月中旬(予定)

中小企業省力化投資補助金(一般型)第1回との違い

それでは、中小企業省力化投資補助金(一般型)について、第1回公募と今回の内容に違いはあるのでしょうか。
公募要領を一通り確認してみたところ、当然のことながら申請受付期間など日付に関する情報には変更が見られましたが、申請要件や手続きの流れといった申請に関する大きな変更点は特にないように思われます。
第1回公募に向けてすでに情報収集や準備を進めていた方にとっては、これまでの内容を引き続き活かすことができそうです。

申請準備はお早めに

中小企業省力化投資補助金(一般型)第1回公募では、申請受付開始から締切日までの期間がわずか12日間と非常に短く、多くの事業者にとって準備が難しいとの声もあったようです。
今回はその反省も踏まえてか、申請期間が1カ月以上と余裕を持ったスケジュールが設定されており、比較的落ち着いて準備を進めていただけるかと思います。
とはいえ、補助金申請書の作成には一定の時間と労力が必要となりますので、申請をご検討中の事業者様におかれましては、できるだけ早めのご準備をおすすめいたします。

当事務所では「中小企業省力化投資補助金」の申請支援を承っておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。


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