
中堅・中小企業の賃上げに向けた少量化等の大規模成長投資の補助金制度。
大規模成長投資補助金の3次公募が開始されました。
大規模成長投資補助金とは
大規模成長投資補助金とは、地域の雇⽤を⽀える中堅・中⼩企業が、⼈⼿不⾜等の喫緊の課題に対応し、成⻑していくことを⽬指して⾏う⼤規模投資を促進することで、地⽅における持続的な賃上げを実現することを⽬的した補助金制度です。
補助上限額
補助上限額:50億円
補助率
補助率:1/3以内
補助対象者
中堅・中小企業(常時使用する従業員数が2,000人以下の会社等)
補助事業の要件
➀投資額10億円以上(専門家経費・外注費を除く補助対象経費分)
➁賃上げ要件(補助事業の終了後3年間の対象事業に関わる従業員等1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が、 全国の過去3年間の最低賃金の年平均上昇率(4.5%)以上)
対象となる経費
対象となる経費は以下となります。
区分 | 対象となる経費 |
---|---|
建物費 | 専ら補助事業のために使⽤される事務所、⽣産施設、加⼯施設、販売施設、検査施設、共同作業場、倉庫その他成⻑投資計画の実施に不可⽋と認められる建物の建設、増築、改修、中古建物の取得に要する経費 |
機械装置費 | ①専ら補助事業のために使⽤される機械装置、⼯具・器具(測定⼯具・検査⼯具等)の購⼊、製作、借⽤に要する経費 ②①と⼀体で⾏う、改良・修繕、据付け⼜は運搬に要する経費 |
ソフトウェア費 | ①専ら補助事業のために使⽤される専⽤ソフトウェア・情報システム等の購⼊・構築、借⽤、クラウドサービス利⽤に要する経費 ②①と⼀体で⾏う、改良・修繕に要する経費 |
外注費 | 補助事業遂⾏のために必要な加⼯や設計、検査等の⼀部を外注(請負・委託)する場合の経費 |
専⾨家経費 | 本事業遂⾏のために依頼した専⾨家に⽀払われる経費 |
事業の流れ
大規模成長投資補助金にはプレゼンテーション審査があります。
主な事業な流れは下記の予定です。
公募期間令和7年3⽉10⽇(⽉)〜4⽉28⽇(⽉)17:00
6 ⽉上中旬頃(予定)
7 ⽉上旬以降(予定)
9⽉中旬以降(予定)
申請方法
補助金の申請は全て電子申請となります。
申請には「GビズIDプライムアカウント」が必要となりますので、まだGビズIDを作成されていない場合は、早めにGビズIDを取得ください。
まとめ
以上、大規模成長投資補助金3次の解説でした。なお、補助金の詳細については公募要領をご確認ください。
2次公募の採択率は約9%となっており、非常に厳しい補助制度となっています。しかし、その分、採択された際のメリットは非常に大きく、他の補助制度と比較しても魅力的な補助額が設定されています。事業の成長を加速させるための資金調達手段として、ぜひ活用を検討したい補助制度の一つです。
もちろん、申請にはしっかりとした計画や事業内容の明確化が求められ、競争率の高さも考慮する必要がありますが、適切な準備を行えば採択の可能性を高めることもできます。特に、事業の独自性や市場への貢献度をしっかりとアピールできるかが重要なポイントとなります。
この補助制度に興味をお持ちの方は、事前準備を万全にし、採択に向けた対策を進めていくことをおすすめします。専門家のサポートを活用することで、より効果的な申請書の作成が可能となり、採択の可能性を高めることにもつながるでしょう。