ユースエール認定

ユースエール認定とは

ユースエール認定制度とは、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業(常時雇用する労働者が300人以下の事業主)を厚生労働大臣が認定する制度です。
少子高齢化により若者の採用が困難になっています。ユースエール認定を取得して、若者雇用が促進されることが期待できます。また、認定を受けることで、様々な支援を受けることができます。

ユースエール認定マークの若葉の形は、若者がやる気に満ちあふれ、腕をふるう姿を、赤い丸はその活力を意味し、若い力で日本の活力を上昇させていくイメージとのことです。

ユースエール認定制度を取得することのメリット

ユースエール認定を取得すると「ユースエールマーク」が付与され、自社の商品やサービス、広告、採用広告、ホームページなどに表示することができ、若者雇用を促進している企業であることをPRできます。
ユースエール認定を受けることで下記のメリットがあります。

①ハローワーク等で重点的PRの実施

「わかものハローワーク」や「新卒応援ハローワーク」などの支援拠点で認定企業を積極的にPRすることで、若者からの応募増が期待できます。また、厚生労働省が運営する、若者の採用・育成に積極的な企業などに関するポータルサイト「若者雇用促進総合サイト」などにも認定企業として企業情報が掲載されますので、貴社の魅力を広くアピールすることができます。

②認定企業限定の就職面接会等への参加

各都道府県労働局・ハローワークが開催する就職面接会などについて案内されますので、正社員就職を希望する若者などの求職者と接する機会が増え、より適した人材の採用を期待できます。

③自社の商品、広告などに認定マークの使用が可能

、ユースエール認定マークを、商品や広告などに付けることができます。認定マークを使用することにより、ユースエール認定を受けた優良企業であるということを対外的にアピールすることができます。

④日本政策金融公庫による低利融資

株式会社日本政策金融公庫(中小企業事業)において実施している「働き方改革推進支援資金(企業活力強化貸付)」を利用する際、基準利率より有利な利率での融資を受けることができます。

⑤公共調達における加点評価 

公共調達のうち、価格以外の要素を評価する調達(総合評価落札方式・企画競争方式)を行う場合は、契約内容に応じて、ユースエール認定企業を加点評価するよう、国が定める「女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針」において示されています。

ユースエール認定の認定基準

ユースエールの認定企業になるためには、下記の認定基準を満たしていることが必要です。
申請は事業所を管轄する労働局へ申請します。持参又は郵送によるほか、e-Govポータルサイトから、電子申請の利用も可能です。

内容
学卒求人※1など、若者対象の正社員※2の求人申込みまたは募集を行っていること
若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業であること
右の要件をすべて満たしていること「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること
直近3事業年度の新卒者などの正社員として就職した人の離職率が20%以下
前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下かつ、月平均の法定時間外労働60時間以上の正社員が1人もいないこと
前事業年度の正社員の有給休暇の年間付与日数に対する取得率が平均70%以上又は年間取得日数が平均10日以上
直近3事業年度で男性労働者の育児休業等取得者が1人以上又は女性労働者の育児休業等取得率が75%以上
右の青少年雇用情報について公表していること直近3事業年度の新卒者などの採用者数・離職者数、男女別採用者数、平均継続勤務年数
研修内容、メンター制度の有無、自己啓発支援・キャリアコンサルティング制度・社内検定等の制度の有無とその内容
前事業年度の月平均の所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数、育児休業の取得対象者数・取得者数(男女別)、役員・管理職の女性割合
過去3年間に認定企業の取消を受けていないこと
過去3年間に認定基準を満たさなくなったことによって認定を辞退していないこと
過去3年間に新規学卒者の採用内定取消しを行っていないこと
過去1年間に事業主都合による解雇または退職勧奨を行っていないこと
暴力団関係事業主でないこと
10風俗営業等関係事業主でないこと
11各種助成金の不支給措置を受けていないこと
12重大な労働関係等法令違反を行っていないこと

ユースエール認定の申請支援

弊所では、ユースエール認定の申請支援・申請代行を行っております。
申請支援、申請代行を希望される方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

〇ユースエール認定申請サポート:220,000円~(消費税込み)

詳細につきましては、初回面談の際に説明させていただきます。

error: